日本のぶどうといえば巨峰!
現代ではシャインマスカットにお株を奪われがちですが、濃い紫色のゴージャスな見た目と濃厚なのに上品な甘さはやはり”ぶどうの王様”の風格ですよね。
巨峰は”栽培面積”が日本一!
日本で生食用として栽培されているぶどうの品種数はいくつあるかご存知ですか?
なんと、60種類以上!
その中でも最も大きい面積で作られているのが巨峰なんです。
巨峰は日本一の栽培面積で作られ続けている”伝統的なぶどう“です。
巨峰の歴史:ぶどうの王様の誕生秘話
巨峰が生まれたのは1942年。
欧州種の大粒のぶどうを日本で栽培することを目指して「石原早生」と「センテニアル」という2つのぶどうを交配して誕生した品種です。
巨峰は誕生から70年以上、日本のぶどう文化を支えてきました。今では高級フルーツの定番として王者の風格。頼もしいですね。
巨峰が”ぶどうの王様”と呼ばれる理由
巨峰が育てられたのは静岡県。
富士山を望む場所で育ったことにちなんで命名された「巨峰」。
日本一の山にちなんだからこそ”ぶどうの王様”と呼ばれています。
巨峰は日本の夢とロマンが詰まったぶどうです。
巨峰の特徴
巨峰はその名のとおり“ぶどう界の巨人”。
巨峰の大きさ
粒は1粒で10~12グラムほど、大きな房だと600グラム近くにもなる堂々たるサイズ感です。
ただし「大きければ甘い」という単純な話ではないのです。
粒が少ない房のほうが1粒ごとに栄養が行き渡って、驚くほど甘みが強くなることも。
巨峰の糖度
糖度は18~20度と果物の中でもトップクラス。
紫黒色のつややかな皮の中には、ぎゅっと締まった果肉とあふれる果汁。
ひと口かじれば、濃厚な甘みの奥から心地よい酸味がふわっと顔を出し、後味を引き締めてくれます。
シンプルに「ぶどうらしいぶどう」を味わいたい人にこそオススメできる品種です。

巨峰の”旬”
巨峰のおいしさが一番輝くのは、夏から秋にかけて。
特に8月中旬~10月上旬は「巨峰の季節」と呼ぶにふさわしい時期です。
この頃に出回る露地ものは、昼夜の寒暖差と太陽の光をたっぷり浴びて、甘みと香りがぐっと濃くなります。
なかでも9月の巨峰は格別。
糖度が高く、果肉の状態もベストで、「これぞ巨峰!」という味わいを楽しめます。
贈り物にも、自分へのご褒美にもぴったりの旬です。
巨峰の生産高トップ3!ふるさと納税返礼品にも登場!
巨峰の生産高1位:長野県
巨峰の生産高ナンバー1は長野県!
長野県ではもともと”種あり巨峰”がメインでしたが、“種なし巨峰”の生産を拡大しています。
さすが巨峰の日本一。ユーザーの声の取り入れ方も完璧ですね。

巨峰の生産高2位:山梨県
ぶどう王国として名高い山梨県が巨峰の生産高第2位です。
さまざまな品種を栽培している山梨県ですが、巨峰は今も高い人気を誇っています。
ぶどう王国の中でも人気者…さすが巨峰、王者の風格ですね。

巨峰の生産高3位:福岡県
第3位は福岡県!
かつて石炭で栄えた福岡県は筑豊地方で、ぶどう栽培は始まりました。
黒いダイヤと呼ばれた石炭から黒い宝石“ぶどう”へと、福岡の名産は受け継がれています。

巨峰はこんな方におすすめ!
• 甘さも酸味もバランスよく楽しみたい人に
• 昔ながらの“ぶどうの王道感”を味わいたい人に
• お子さんやお年寄りにも食べやすい果物を贈りたい方に
• 高級感がありつつ比較的手に取りやすい価格帯を探している方に
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参考サイト:
奥深いぶどうの世界(農林水産省)
https://www.maff.go.jp/j/pr/aff/1905_06/spe1_01.html
ぶどうの産地と生産量(JWINE)
https://jwine.net/knowledge/production/
巨峰はどんなブドウ? 特徴や旬の時期、栽培する方法を解説(マイナビ農業)
https://agri.mynavi.jp/2025_08_05_344067/
巨峰(JA全農長野)
https://www.nn.zennoh.or.jp/products/fruits/more/grapes/post-37.php
豊かな甘みと深いコク!ぶどうの王様“巨峰”〜山梨・山梨市〜(NHK)
https://www.nhk.jp/p/umai/ts/P7R4N8K39M/episode/te/VGMWYWY4P3/
巨峰(福岡県町村会)
http://www.f-chousonkai.gr.jp/souvenir/detail58.html